チューリッヒと聞いて何を思い浮かべますか? スイス最大の都市? チョコレートにチーズ? 高級時計?
今回チューリッヒ観光局さんとエミレーツ航空さん共催のチューリッヒ研修旅行に参加する貴重な機会を頂き、人生で初めてスイスを訪問致しました。
今まではチューリッヒという街のイメージがはっきりとは思い浮かばなかったのですが、初めてのスイス、チューリッヒで豊かな自然、美味しい料理、伝統文化を実際に体験してその素晴らしさに驚きと感動を受けました。
今回の貴重な研修旅行を通じて体験できたチューリッヒの魅力をたっぷりと伝えいたします!
今回利用させていただいたのは成田空港発エミレーツ航空のビジネスクラス。
ドバイ行のEK319便でドバイで乗り継ぎをしてチューリッヒへと向かいました。
成田空港には日本で唯一のエミレーツ航空専用ラウンジが存在します。
そこはEK319便のビジネス、ファーストクラスに搭乗する人だけが入ることが出来る特別なラウンジです。
ラウンジと機内の様子については別の記事で紹介したしますので是非楽しみにしていてください!

エミレーツ航空のラウンジでゆったりと搭乗前のひとときを過ごし、22時30分発のEK319便でドバイへ。
ドバイでの乗り継ぎの後、同じくエミレーツ航空を利用してチューリッヒへ向かいます。
乗り継ぎ時間あわせて約22時間の長旅でしたが、総二階建ての巨大な飛行機エアバス380ビジネスクラスは非常に快適で実際の搭乗時間よりも体感は遥かに短く感じられました。
現地時間の午後1時20分、ついにチューリッヒに到着。
到着時はあいにくの雨模様でその日予定していた滞在ホテルの裏にある山でのハイキングがキャンセルに。
しかし、チューリッヒ観光局さんの機転で雨でも見学できるチューリッヒ名物のジンメーカー「TURICUM」の工場見学をアレンジしてくれました。

天候の為予定変更となり、急遽チューリッヒのジン工場「TURICUM」を見学させて頂きました。
ジン職人さんが英語で熱心に説明してくれるのですが、専門用語が多く、ついていくのが大変だったのですが、本当に素晴らしい体験でした。
工場内では、スイスの澄んだ水とこだわりの植物素材を使ったジンの製造過程を間近で見学。
香り高いジュニパーベリーをはじめ、様々なスパイスやハーブの香りを実際に体験。
そして何より、試飲体験では職人さんの情熱を感じることができ、スイスの職人気質の素晴らしさを実感しました。

今回2泊させていただいたホテル「ファイブ チューリッヒ」はチューリッヒの中心部から少し離れた丘の上に建つ緑に囲まれたラグジュアリーリゾートホテルです。
ホテルは裏手はユートリベルグ山、正面はチューリッヒの街並みを見下ろすことが出来る素晴らしい景観です。

ホテル前の牧場には牛がのんびりと草を食んでいていかにもスイスらしい風景です。

チューリッヒの中心部「チューリッヒ中央駅」まで徒歩と電車で約20分と市内中心部へのアクセスも良好。
ホテルには屋外プール、スパ、フィットネスセンター、屋上のバー「THE PENTH USE」、フォトジェニックなレストラン「SOUL.ST」と朝食会場になっているイタリアンの「CINQUE」があり、ホテルの中から出なくてもゆったりとリゾートホテルステイを満喫することが出来ます。

「THE PENTH USE」ではウェルカムドリンクを頂きました。

写真映え間違いなしのレストラン「SOUL.ST」の中にはなぜか日本語の提灯が。
他にも日本語の暖簾などが飾られていて、しゃれた店内の雰囲気とのミスマッチさに思わず笑顔に。

ホテルの方お薦めの”映え”スポット、ワーゲンバス。

外の席もあり、お天気が良ければ気持ちよさそうです。

お部屋は独立したリビングを備えた「LUXE ROOM」に宿泊。
46平米の広々としたお部屋で窓の外にはホテルの裏山が広がるマウンテンビュー。

バスタブを備えたモダンなデザインのバスルームはとても広く機能性も抜群。
快適に過ごすことが出来ました。

当初の予定はユートリベルグ山の頂上へ向かい、ホテル ウト クルム「Uto Kulm Hotel」で夕食の予定でしたが、雨の為キャンセル。
ホテルの施設を見学させていただいた後にイタリアンレストラン「CINQUE STUDIO」で夕食をいただきました。
宿泊先のファイブホテルでの夕食は、高級ホテルの味と雰囲気を堪能できる贅沢な時間でした。

クリーミーなリゾット、香ばしく焼き上げられたチキンのロースト、そして新鮮なスズキのグリル。


どの料理も素材の味を活かした繊細な調理で、長旅の疲れを癒してくれました。
朝食はファイブホテルでいただきます。
場所は昨日夕食を頂いた「CINQUE STUDIO」です。

ファイブホテルの朝食はメニューが豊富。チーズの種類が多く、日本では見かけないような珍しいチーズが沢山ありチーズ好きにはたまりません。
少しクセがあるものから、日本人の口にも合う食べやすいチーズまで様々。

余りのおいしさに朝から少し食べすぎてしまいました。
ファイブホテルでの朝食後、列車でスイス中央駅「Zurich HB」へ向かいます。
ホテルの最寄り駅は「Schweighof」でホテルから歩いて約7,8分。
「Schweighof」から「Zurich HB」までは電車でおおよそ7分の距離です。

このスイス中央駅は今回の旅の起点となる駅で何度となく訪れることになります。
駅の中には出発前の列車がずらっと並んでおり、日本では見かけないヨーロッパらしいデザインの車体は見ていて飽きることがありません。

ここから今日の目的地、アインジーデルンまではチューリッヒ湖を左手に見ながら一時間ほど南へと向かいます。
雨混じりのあいにくのお天気でしたが、車窓からの景色は、まさに絵葉書のような美しさでした。

アインジーデルン駅に到着後、アインジーデルン修道院へは歩いて向かいます。
アインジーデルンの駅から修道院へ向かう街並みは日本の門前町の様な趣きがあり、数百年前から沢山の巡礼者たちがこの道をあるいて修道院を目指していたのかと思うと感慨深いものがあります。

アインジーデルンの街を通り抜け、開けた場所の目の前に建つのが今日の旅の目的地の一つ「アインジーデルン ベネディクト会修道院」です。

アインジーデルン 修道院はスイス屈指のバロック建築といわれ、18 世紀にさかのぼる歴史を誇ります。
世界各国から集まる巡礼者は、中世の時代から現在まで絶えることが現在も修道士が生活しています。
建物の中に入るとまず圧倒されるのが天井のフレスコ画。そして彫刻やピンクや白の大理石による装飾、床の細かなモザイクにも目を奪われます。

館内の写真撮影は基本的にはNGなのですが、修道院を案内してくれるガイドさんが少しだけであればOKということで数枚だけこのレポート用に写真を撮らせていただきました。
そしてアインジーデルン修道院の一番の注目は入口近くの黒い祭壇の中、豪華な衣装をまとった「黒いマリア像」です。
15世紀に作られたこの像は、ろうそくやランプの煙で黒ずんでしまったのだそうです。
黒いマリア像の前には熱心な沢山の信者が静かに祈りをささげているのが印象的でした。

スイスといえばチーズなどの乳製品。午後のミルクファクトリーでの体験もまさにスイス旅行のハイライトの一つでした。
日本でもチーズフォンデュを食べたことはありますが、濃厚そうな良い香りがふわっと漂うアツアツのチーズにパンを絡めて頬張る本場の味は日本の物とはまるで別物。

香ばしいラクレットをパンやジャガイモに絡めていただく味はスイスでしか味わえない体験でした。

工場見学では、職人さんがユーモアを交えながらチーズ作りの工程を説明してくださり、また成熟度愛の違うチーズやホエイ、ヨーグルトの試食もありとても興味深く見学させていただきました。

ヨーグルトは、コーヒーやナッツ等珍しいフレーバーも試すことが出来、想像以上にヨーグルトとよくマッチした味に驚きました。

ミルクファクトリー見学後はアインジーデルンの街の近くにある「ジール湖」でハイキングの予定でしたが、あいにくの雨の為残念ながら中止。
チューリッヒへの帰り道の途中にあるアインジーデルンへと向かう巡礼道の一部の小さな町「ラッパースヴィール」に立ち寄りました。

チューリッヒから電車で約40分のところにある、チューリヒ湖畔にたたずむ小さな街ラッパースヴィール。
先ほど訪れたアインジーデルンへと向かう巡礼道の一部で、高台にある13世紀の古城をはじめ、カプチン会修道院や教会、町の小道などに中世の雰囲気が残っています。


ラッパースヴィールは町の紋章にも描かれている薔薇の町として有名だそうで、街を歩いていると薔薇園がいくつかあり、無料で中に入って様々な色や形の薔薇の花を楽しむことが出来ました。

ラッパースヴィール観光後は、チューリッヒ中央駅へ向かって電車で移動。
チューリッヒの市内中心部より少し南側にあるレストラン、フィッシャーズフリッツ「Fischer’s Fritz」で夕食です。

フィッシャーズフリッツ「Fischer’s Fritz」はチューリッヒ中央駅から電車で約20分程、チューリッヒ湖のほとりにある地元でも人気の老舗レストランです。
名物はホームメードソースで味付けされた柔らかくてジューシーなチキン、チューリッヒ湖で獲れた新鮮な魚のフリットです。


どちらも絶品!
チキンと白身の魚はチューリッヒ産との白ワインとの相性も抜群です。
そして驚きの一品は想像を超えた巻き寿司フライ!

最初はちょっと違和感ありましたが、実際に食べてみたらこれが美味しい!
和食をスイス流にアレンジした料理に、文化の融合を感じました。
研修旅行参加者の方たちと今日の体験について笑いながら話をし、美味しい料理とワインを頂き思い出深い食事となりました。
ほろ酔いでホテルに到着。窓を開けて外の空気を吸いながら景色を眺めていたのですが、なんか外がやけに明るい。。

何と上の写真は現地の時間で『夜の9時過ぎ!』。
サマータイムで一時間早いとはいえ、日が落ちるのが日本よりもずっと遅いです。
仕事が終わって、晩御飯を食べおわってもまだ空が明るいというのは羨ましいですね。
4日目はスイスに到着して初めての晴天! この日は終日外で過ごす日なのでお天気に恵まれて幸先良いスタートです。
昨日に引き続き、ファイブホテルにて朝食。
この日は別なホテルでの宿泊となる為、朝食後チェックアウトをして荷物をフロントに預けて荷物だけを次のホテルへ運んでもらいます。
昨日同様、ホテルから歩いて駅へ向かい、電車でチューリッヒ中央駅へ。

チューリッヒ中央駅から電車を乗り継ぎ約2時間。ティトゥリス山の麓の街、エンゲルベルグの駅へ向かいます。

この日は晴天に恵まれ、車窓の景色がとても美しく乗車時間があっという間に過ぎていきます。

エンゲルベルグに近づくにつれ、雪が残った岩肌の山が徐々に大きくなってきてこれからどんな美しい景色が見られるのか、期待が膨らみます。

エンゲルベルグ駅に到着。
駅で現地ガイドさんと合流し、歩いてティトゥリス山のゴンドラ乗り場へ移動、山頂へ向かいます。

今回の旅で最も印象的な体験となったティトゥリス山への冒険の始まりです。

ロープウェイを乗り継ぎ、最後はティトゥリス山の名物ともいえる世界初の回転式ロープウェイで山頂へ向かいます。

最初は美しい緑の景色ですが、徐々に山肌は雪に覆われていきます。
山頂へのロープウェイは360度回転しながら上昇していき、まさに息を呑む美しさでした。

山頂に到着すると周りは雪に囲まれていて、麓とは異なり空気がとてもひんやりしています。
山頂では氷河のトンネル探検、ヨーロッパ最高所の吊り橋歩行、そしてスノーチューブ体験をすることが出来ます。

山頂は空気が薄く、スノーチューブを運ぶだけで息が切れて頭がくらくらしてきますが、スロープをチューブに乗って滑っていくと息をするのも忘れるほどのスリルを味わえます!
そして高いところが苦手な方にはお薦めできないヨーロッパ最高所の吊り橋。
足場が揺れ、真っ直ぐ歩くのが難しい上に、下を見ると断崖という怖さ。


高いところは個人的には得意ではありませんが、せっかくここまで来たのだからと頑張って吊り橋を渡ったのはいい思い出です。

ランチは標高3,000mの山頂にある雲を眼下に眺める絶景が楽しめるパノラマレストラン「Panorama Restaurant Titlis」でピザやパスタ、そして地元の郷土料理ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテスとレシュティを堪能。


ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテスは肉をクリームで煮込んだチューリヒの郷土料理で、まろやかでクリーミーな味は日本人の舌にもピッタリ!
本当に美味しかったです。

昼食後はロープウェイの乗り継ぎ場所で下車。中腹にある湖「トリュプゼー」の周りを一時間ほどかけてハイキングです。

ゆっくりとしたペースで湖の周りを歩き自然を満喫。
澄んだ空気と美しい景色に包まれながら、日頃のストレスが溶けていくのを感じました。


ガイドさんがとても親切で感じが良かったのもすごく印象的でしたし、チューリッヒの美しい自然を満喫することが出来たこのティトゥリス山訪問が今回の旅で一番思い出深い体験になりました。
夕食はチューリッヒのメインストリート、バーンホフ通りのルーフトップレストランで。

街の灯りを見下ろしながら味わうムール貝、ステーキ、パスタは、まさに都市の夜を彩る特別な体験でした。




3泊目はチューリッヒ中央駅目の前、市内中心部の「セントラルプラザ」ホテルに宿泊。
歩いて駅や繁華街まで直ぐの立地抜群のホテルです。
市内中心部ということで、昨日のFIVEホテルと比べるとお部屋はコンパクトですが必要なものは全てそろっています。

チューリッヒ駅前のセントラルプラザホテルで迎えた朝。
朝食前にホテル目の前のスーパー「コープ」でお土産探しからスタート。

「コープ」は朝六時からオープンしていて、朝食前のお買い物が出来るのでとても便利。
ただし、日曜日は定休日なので曜日には注意してください。

お土産の定番チョコレートにワイン、チーズ、お菓子、調味料とほぼ何でもそろいます。

チューリッヒ空港内にもコープはありますが、品ぞろえの豊富さが全く異なるのでお土産は市内で購入していくことをお勧めします。
お買い物の後はホテルに戻って朝食を頂きました。


チューリッヒ中央駅からトラムに乗って約5分。
美術に興味が無い様な人でも絶対に名前は聞いたことがあるような各時代の巨匠達の作品が一堂に集められたチューリッヒ美術館を訪問しました。

こちらは建物の外に展示されているオーギュスト・ロダンの「地獄の門」。
東京、上野にある西洋美術館の他、世界に7つあり、チューリッヒ美術館のこちらもその中の一つ。中央上部にみえる像はあの有名な「考える人」です。
ここでは美術館ガイドさんに絵画等の説明をしてもらい、自分でもアートを作成するというツアーに参加しました。

アート作成では各参加者がキャンバスに筆やスポンジを使って自由に描くというもので、最初は絵心が無いことに心配していましたが、実際に描いてみると意外と”それっぽく”なり驚きました。
参加者それぞれの作品にキャラクターの特徴が反映されて品評会は大いに盛り上がりました。(作品の画像は人様にお見せできるものではないので控えさせていただきます。)
美術館には中世後期ゴシック時代の宗教画から、モネ、ゴッホ、ピカソなどの名画まで、沢山の時代を超えた芸術作品が展示品されており、実際に自分の目で見ることが出来たのが感激でした。
美術館では写真撮影NGのところが多い印象ですが、写真はOKということでした。

絵画に詳しくない方でもおそらく一度は見たことがあるのではないでしょうか?
ルノアールの作品の中で一番有名ともいわれる「イレーヌカーンダンヴェール嬢 (可愛いイレーヌ)」。
実際に見ることが出来て感激です。

特にクロード・モネの晩年の大作「睡蓮の池 緑の反映」は圧倒的な大きさと美しさに見入ってしまいました。

とても半日では見切れないような沢山の展示物だったのですが、ガイドさんのおかげでポイントをしっかりとおさえて見ることが出来ました。
お昼はチューリッヒ湖クルーズをしながらのランチです。

出港時は晴れていたのですが、クルーズの途中で土砂降りの雨に。

雨のチューリッヒ湖の景色を眺めながら味わうランチは、これはこれで思い出深いものになりました。
クルーズの後は雨が落ち着くのを待ってガイドさんとチューリッヒの市内観光。
土砂降りからパラパラ程度の雨になったところで傘を差しながら歩いてチューリッヒの街を巡ります。

大通りはブランド店などのビルディングが立ち並んでいますが、少し裏に入るといい雰囲気の小道が多く、歩いていて飽きません。

チューリッヒの街中にはこのような湧水がかなりの数点在していて、誰でも自由にボトルに入れて飲むことが出来ます。

こちらは韓国の人気ドラマ「愛の不時着」リンデンホフの丘。
私はドラマを観たことがありませんが、研修旅行の参加者の方は何名か観られていた様でテンションが上がっておられました。
奥に見える二つの塔の建物はチューリッヒのランドマーク「グロスミュンスター」大聖堂です。
リンデンホフの丘のすぐ近くにはこちらもチューリッヒの代表的な建物「聖ペーター教会」があります。

歩いてチューリッヒ中央駅へ戻り、夕食前に駅近くにあるクラフトビールのバー「Bierwerk Züri」で軽く一杯。
チューリッヒの地ビールを体験して人気のレストラン「ツォイクハウスケラー」へ向かいました。

チューリッヒの地ビールを堪能した後は、歩いて今日の夕食レストラン「ツオイクハウスケラー」へ向かいます。
とても人気があるレストランで、到着した時、お店の前には長い行列が出来ていました。
店内は満席でしたが、チューリッヒ観光局さんがお店の奥の角にある特等席を用意していて下さっており、すぐに入店出来ました。

「ツオイクハウスケラー」は500年の歴史がある建物で、かつては武器庫として使われており、店内には古代の刀剣から近代の銃火器まで様々な武器が飾られています。

「ツォイクハウスケラー」の名物はソーセージや豚肉などの肉料理。
日本ではお目にかかれないような巨大なソーセージが次々と運ばれてきて、テーブルを埋め尽くします。
その量と迫力のあるビジュアルには驚きを通し越して笑うしかありません。


その他チューリッヒ名物のツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテスやザワークラウト等の地元料理をお腹いっぱい堪能。

飲む前にフランベをする巨大なサイズの名物ドリンク、Bierflambe(ビアフランベ)を参加者で協力して飲み干したのはいい思い出です。

写真ではそれほど大きく見えませんが、実際は大人の顔がすっぽり入るくらいのかなり大きなな器です。

セントラルプラザの1階には有名なピアノバーがあり、生のピアノ演奏を聴くことが出来ます。
このピアノバーのことは知らなかったのですが、夕食後にホテルに着いたときに入口横にあるバーから聞こえてきた綺麗なピアノの音色に誘われて思わず入店。
ピアノを聴きながら一杯、チューリッヒ最後の夜をゆっくりと堪能しました。
最終日は、チューリッヒの最高級ホテル「The Dolder Grand(ザ ドルター グランド)」のインスペクションです。
ホテルの前からかわいらしいトゥクトゥクにのり、チューリッヒの街を通り抜け、街の喧騒から離れた小高い丘の上にある「ザ ドルター グランド」を目指します。

陽気なトゥクトゥクドライバーがジョークを交えながら街の案内をしてくれます。
道中ドライバーさんから
「昨日はセントラルプラザに泊まったんだろ? あそこのピアノバーのピアノの演奏は聴いたか? とても有名で人気があるんだ」
と教えてもらい、最後の夜にバーに立ち寄ってピアノを聴くことができたのは本当にラッキーでした。

「ザ ドルダー グランド」ホテルに到着。
ホテル前には高級車がずらっと並べられていて、トゥクトゥクでの到着は珍しいのかかなり注目されました。
私たちがトゥクトゥクを降りた後、ロビー近くにいたホテルのゲストがトゥクトゥク方へ歩いていき、ドライバーさんに
「市内までこれに乗っていきたいんだが、可能か?」
とその場で交渉していました。

ホテル到着後、ディレクターの方にブランチにお招きいただきました。
美しく盛り付けられた料理の数々は、見た目の美しさはもちろん、味も絶品。
ブランチの後はホテルのインスペクションです。
「ザ ドルター グランド」は4,000平米の広大な敷地にプール、スパ、フィットネススタジオ、ゴルフコース、テニスコートの他、170を超える客室、ミシュラン2つ星のレストラン等を備えたチューリッヒを代表するラグジュアリーホテルです。

また、美術館顔負けのアートホテルとしても有名で、館内にはあちらこちらに有名な芸術家の絵画や彫刻などの芸術品が並べられています。
こちらは「ダリ」の作品。

お部屋はシングルルームからジュニアスイート、スイート、レジデンスと15ものタイプの客室があり、スイート以上のカテゴリーのお部屋ではバトラーサービスが受けられます。


390平米もあるレジデンスの「Terrazza Suite」は室内が2階層になっており、なんと客室の中にエレベーターが付いています。

少し前にはトレードで財を成した富豪が一年間も滞在していたそうです。

施設のインスペクション後、ホテルの裏手にある豊かな森の中でガイドさんと一緒に軽くウォーキングを行い、この旅の締めくくりとなりました。
トゥクトゥクで市内を巡りながらホテルに戻り、荷物をピックアップして空港へ。

午後3時25分発のEK088便で、チューリッヒに別れを告げました。

この6日間の旅で感じたのは、研修旅行だからこそ体験できる特別な学びの多さでした。
ジン工場やチーズ工場の見学はスイスの職人文化とビジネスの在り方を肌で感じることができました。
一方で、美術館や修道院、奥深い食事等の文化体験、そして何よりもティトゥリス山頂のあまりにも美しい景色は、心を豊かにしてくれる貴重な時間となりました。
観光だけでは味わえない深い学びと、ビジネス視察だけでは得られない感動的な体験。
研修旅行を企画してくれ、また天候に応じて臨機応変に行程の対応をしていただいたチューリッヒ観光局さんとエミレーツ航空さんには深く感謝を申し上げます。
6日間のチューリッヒ滞在を通じて、スイスという国の多面性を存分に味わうことができました。
美しい自然、伝統文化と現代的な都市機能、そして何より温かい人々のもてなし。
皆さんも、ぜひ次の旅行先にスイス・チューリッヒを検討してみてはいかがでしょうか?
アルプスの美しい山々、チーズフォンデュの香り、伝統の文化と芸術があなたを待っています。
タビックスナビ編集部
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