
冬の澄んだ空気の中、街を色鮮やかに彩るイルミネーションは、日常を一瞬で幻想的な世界へと変えてくれる魔法のような存在。毎年、日本各地で趣向を凝らしたライトアップが登場し、見る人の心を温かく照らしてくれます。
本記事では、2025〜2026年の冬シーズンにぜひ訪れてほしいおすすめのイルミネーションスポットを厳選してご紹介!東京都心のアクセスしやすい場所から、少し足を伸ばして訪れたい全国各地の絶景まで幅広く取り上げます。
カップルや家族、友人と—— 誰と行っても楽しめる冬の思い出づくりに、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
■ 1. 【3つの視点から解説】冬イルミネーションの魅力とは
■ 2. 【東京都内】冬おすすめのイルミネーションスポット 4選
■ 3. 【日本全国】冬おすすめのイルミネーションスポット 5選
■ 4. 【カップル・家族・友人別】イルミネーションの楽しみ方
■ 5. 【2025–2026年版】イルミネーションの最新トレンド
■ 6. 【服装・混雑対策・撮影】イルミネーションを楽しむためのポイント
■ 7. 【まとめ】冬のイルミネーションで一生の思い出をつくろう
冬のイルミネーションは、寒さの中でも心がふっと温かくなるような特別な時間を楽しめるのが魅力。きらめく光に包まれた街や公園を歩くだけで、冬ならではのワクワク感やクリスマス・年末年始の特別感が味わえます。ここでは、冬のイルミネーションが人気を集める理由を、3つのポイントから紹介します。
冬は湿度が低く空気が澄んでいるため、イルミネーションの光がより鮮明に、美しく輝いて見えるのが特徴。特に気温が下がる夜には空気中のチリや水蒸気が少なくなり、LEDの色や光の輪郭がはっきり浮かび上がります。また、冷たい空気のなか感じる光のぬくもりで、イルミネーションがもたらす感動が一層深まります。
本格的なイルミネーションシーズンが始まると、普段何気なく歩いている通りや公園も、ガラッと雰囲気を変えて光の世界に。光のトンネルや噴水ライトアップなど、写真映えすること間違いなしです。建物や自然との融合も見どころのひとつで、訪れるだけで特別な空間に足を踏み入れたような感覚に。日常のストレスから解放され、気分転換にもぴったりです。
冬のイルミネーションと一緒に、クリスマスマーケットや冬のグルメフェス、年末のイベントなどを楽しめるのも魅力ポイントの一つです。街全体が祝祭ムードに包まれるこの時期は、イルミネーションだけではなく、そこで過ごす時間までもが特別なものに。家族や友人、恋人などと一緒に、思い出に残る冬の夜を楽しめます。
東京にはアクセスの良さと洗練された演出を兼ね備えたイルミネーションスポットが盛りだくさん!なかでも、毎年人気を集めている定番スポットは、光の演出だけでなく街全体の雰囲気づくりやイベントとの連携でも高く評価されています。
ここでは、冬の都心で気軽に楽しめるおすすめイルミネーションを、4つ厳選して紹介します。
六本木ヒルズの中心を貫くけやき坂通りが、約400mにわたって白と青のLEDに包まれる「SNOW&BLUE」の幻想的なイルミネーション。大都会のビル群の中に現れる光の並木道は、冬の六本木を象徴する絶景スポットとなっており、定番のデートスポットとしても人気を集めています。
比較的遅めの23時までライトアップされており、仕事帰りに立ち寄りやすいのも嬉しいポイント!東京タワーを背景にした光景は、SNS映えすること間違いなしです。また、六本木ヒルズの大屋根プラザでは、12/25までクリスマスマーケットも開催。グリューワインやソーセージなど、クリスマスムードたっぷりのグルメを堪能することができますよ。
約1.2kmの丸の内仲通りを中心に、約250本の街路樹がシャンパンゴールド色のLEDで彩られる“東京の冬の風物詩”。上品に光り輝く景色がなんとも魅力的で、20年以上の歴史がある人気イベントです。
ビジネス街の中にありながらも、落ち着いた雰囲気と洗練された街並みが融合し、ゆったりと散策しながらイルミネーションを楽しむことができます。周辺にはおしゃれなレストランやショップも点在しており、ディナーやショッピングを兼ねて訪れるのもおすすめです。
大井競馬場で競馬が無い日に開催される大規模イルミネーション。全長100mの光のトンネルや虹色に輝く噴水ショー、神秘的なオーロラの演出、清流や日本の原風景を光で再現したイルミネーションなど、見どころたっぷり!子どもから大人まで、みんなで楽しむことができます。
また、ミニチュアホース&ポニーとのふれあいイベントが開催されるのも、競馬場ならでは。家族連れやグループでの訪問にもおすすめです。そして、非日常感を味わえる一方で、都心からのアクセスが良いのも魅力ポイントの一つ。東京モノレールの最寄り駅からは徒歩約2分と、気軽に訪れることができます。
遊園地のアトラクションとイルミネーションが融合したイベント。宝石をテーマにした色鮮やかなカラー演出が特徴で、約650万球以上のLEDが園内を彩ります。
観覧車から煌びやかな園内を一望したり、アトラクションと一緒に光の世界を堪能したり、楽しみ方が満載!絶叫マシンに乗りながらイルミネーションも鑑賞するという、特別な体験もできちゃいます。また、イベント開催期間も10月中旬〜翌年4月ごろまでと長く、クリスマスシーズン以外でも楽しむことができます。アクセスも京王線で都心から約30分と好立地です。
東京以外の日本各地にも、一度は訪れてみたいイルミネーションイベントが沢山!周辺の観光や旅行も兼ねて行ってみたい、全国のおすすめイルミネーションを厳選してご紹介していきます。
雪と光が織りなす幻想的な世界が魅力の、札幌市中心部で開催される「さっぽろホワイトイルミネーション」。日本初のイルミネーションとして1981年に始まりました。
大通公園をはじめ、札幌駅前通や南一条通など市内各所の会場で開催。雪景色の中で光がきらめく光景は北海道ならではの美しさで、クリスマスオブジェや光のトンネルなどの幻想的な世界が広がります。訪れるだけでクリスマスムードを体いっぱいに感じられるロマンチックなスポットとなっています。
また、11/21~12/25までの期間中「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」も開催!ドイツ文化が体験できるイベントのほか、クリスマス雑貨や雑貨の店が出店されます。
日本三大イルミネーションにも選ばれた、あしかがフラワーパークの「光の花の庭」。約500万球以上の光が園内を彩り、藤の花やバラといった四季折々の植物をテーマにしたイルミネーションなど、季節ごとに異なるテーマの光の世界を楽しめます。
広大な敷地を活かしたダイナミックな光の演出は、訪れる人を魅了してやみません。特に人気を集めるシンボル的イルミネーション「奇蹟の大藤」は、一面に広がった光の花が見応え抜群!花の咲き始め~満開〜舞い散るまでのストーリーを目にすることができ、まるで本物の藤の花を見ているかのような気分を味わえます。
ハウステンボスのイルミネーション「光の王国」は365日開催されているのが特徴で、季節ごとに異なるテーマの期間限定イルミネーションも楽しむことができます。
約700本の傘が頭上に広がるアンブレラストリートをはじめとする写真映えスポットが満載!ほかにも、クリスマスシーズン限定のグランド・シャンデリアツリーや光の噴水ショー、光のオーロラガーデンなど、見どころたっぷりです。また、3Dプロジェクションマッピングや花火などのイベントも目が離せません。
イルミネーションと合わせて、ヨーロッパの街並みを再現した園内散策も楽しんでみてはいかがでしょうか。
三重県を代表する冬のイルミネーションといえば「なばなの里」。国内最大級のスケールを誇り、毎年テーマが変わるメインエリアのイルミネーションは圧巻です。2025-2026年度のテーマは「ジパング」で、伝説の国・黄金のジパングに関するストーリーがダイナミックに演出されます。
ほかにも、全長200mの光のトンネルは、なばなの里を代表する人気スポット!温かみのある光に包まれながら、恋人や家族などと特別な時間を過ごすことができますよ。また、国内最大級の規模を誇る水上イルミネーションや季節の花々とのコラボ演出も見どころ。新たにランタンガーデンも登場し、光の花畑の夜空に浮かぶランタンという幻想的な光景が目の前に広がります。
園内にはレストランや温泉施設も併設されているため、一日中ゆっくり楽しめるのも魅力。家族旅行からカップルまで、幅広くおすすめのスポットです。
冬の神戸を代表するイベント「神戸ルミナリエ」は、1995年の阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂と街の復興の願いを込めて始まりました。会場では、光の回廊・ガレリアや最高で高さ22mにもある巨大な光の壁掛け作品・スパッリエーラなど、数十万球のライトが街を幻想的な空間に染めます。
旧外国人居留地やメリケンパーク、東遊園地など、複数の会場にまたがるイルミネーションは、街歩き感覚で楽しめるのも魅力の一つ。夜の街並みとともに華やかに変わる神戸は、冬の思い出に残ること間違いなしです。
イルミネーションは誰と行くかによって、楽しみ方や過ごし方も変わります。カップルでロマンチックな時間を過ごしたり、家族で子どもと一緒に楽しんだり、友人同士で写真を撮り合ったりと、シーンごとに魅力もさまざまです。ここではシーン別におすすめの過ごし方を紹介します。
カップルの冬のデートといえば、イルミネーションは定番コース。理想的なのはロマンチックな雰囲気が感じられるスポットで、静かで落ち着いた空間や夜景も楽しめるような場所だと、二人の距離もグッと縮まります。
辺り一面光り輝く景色の中で写真を撮ったり、ゆっくりと散策を楽しんだりと、特別なひとときになること間違いなし。また、都心のイルミネーションでは、高層ビルからの夜景を楽しみながらのディナーを合わせて楽しむのもおすすめです。
家族でイルミネーションスポットを訪れる際は、子どもも一緒に安心して楽しめる場所を選びましょう。ベビーカーでも移動しやすい施設、入退場が自由な公園型のイルミネーションスポットは特におすすめです。
また、イルミネーションと一緒に楽しめるアトラクションやライトアップショー、動物モチーフの光の演出などは、子どもにも喜んでもらいやすいでしょう。
さらに、トイレや授乳室、休憩所の充実度、駐車場の有無、飲食スペースの快適さなども、事前に確認しておくと安心です。寒さ対策を万全にして、家族みんなで光の世界を満喫しましょう。
仲の良い友人同士でイルミネーションに出かけるなら、映える写真スポットが多く、ワイワイ楽しめる雰囲気のイルミネーションがおすすめ!話題性のあるライトアップやフォトスポットが沢山ある場所など、盛り上がること間違いなし!
期間限定のプロジェクションマッピングやSNS投稿キャンペーンなど、参加型のイベントがあるイルミネーションも注目です。
「誰と行っても楽しめる」ではなく、「友人とだからこそ楽しい」という体験ができれば、忘れられない思い出になります。イルミネーションは、誰と行くかによって最適なスポットや楽しみ方が変わってきます。シーンに合わせて選べば、満足度はぐっと高まりますよ。
毎年進化を続ける日本各地のイルミネーション。2025〜2026年の冬シーズンも注目ポイントが満載です。技術革新や環境意識の高まり、参加型の体験演出など、単なる「光を見る」から「光を感じて楽しむ」流れへと進化しています。ここでは、今年注目されている最新トレンドを3つご紹介します。
建物の壁や樹木などに映像を投影するプロジェクションマッピングは、イルミネーションと組み合わせることで、より立体的でダイナミックな演出を可能にします。光だけでは表現しきれない動きやストーリー性が加わり、訪れる人に一層の感動を与えています。
近年では、クリスマスツリーの周囲に映像を投影したり、音楽と連動させたショー形式の演出などが人気。イルミネーションの新しい楽しみ方として定着しつつあります。
「見る」だけでなく「参加する」ことを楽しめるイルミネーションが増加しています。例えば、スマートフォンを使って色を変えられるライト、足元の動きに反応して光が広がる演出、センサーによって人に反応するオブジェなどが登場。
特に子ども連れやグループで訪れた際には、盛り上がりながら楽しめる要素が魅力です。参加型の体験はSNSとの親和性も高く、フォトジェニックな瞬間を生み出します。
サステナブルな視点からも、イルミネーションは進化を遂げています。省電力のLEDの採用はすでに主流ですが、最近では太陽光発電や蓄電システムを取り入れたエコイルミネーションも登場。
また、リサイクル素材を使用した装飾や、地域の自然保全に配慮した設計も注目されており、「美しさ」と「環境への配慮」の両立が重視されています。こうした取り組みは、持続可能なイベントとしての信頼性を高める要因にもなっています。
このように、イルミネーションは視覚的な美しさだけでなく、テクノロジーやエコ意識を取り入れた新たな価値を提供するコンテンツへと進化しています。
冬のイルミネーションは幻想的で美しい反面、寒さや混雑などの課題もあります。せっかくの体験を快適かつ思い出深いものにするためには、事前の準備とちょっとした工夫が重要です。
ここでは、服装・混雑対策・写真撮影の観点から、イルミネーションをより楽しむための実践的なポイントをご紹介します。
冬の夜は日中よりも気温が下がり冷え込みが厳しくなるため、防寒対策をしっかりとしておくことが重要。
基本は、ダウンコートや中綿入りジャケットなどの風を通さないアウター。さらに、手袋・マフラー・ニット帽などの小物で首・手・頭をカバーするのが効果的です。
特に足元の冷えはつらくなりやすいため、厚手の靴下やインソール、防水性のある靴もおすすめ。保温機能のある水筒に入れた温かい飲み物などを持参するのも良いでしょう。
人気のイルミネーションスポットは、土日祝やクリスマス前後を中心に非常に混雑します。できるだけ快適に楽しむためには、以下のような工夫がポイントになってきます。
また、天候によっては来場者が少ない日もあるため、直前の天気予報もチェックしましょう。
イルミネーションを写真に収めるのも、楽しみの一つですよね。ただし、夜間や光量の多い環境での撮影はちょっとしたコツが必要。以下の点に注意しましょう。
また、最近ではイルミネーション専用のフォトスポットが設けられている会場もあるので、現地でチェックしてみるとよいでしょう。
イルミネーションの美しさを存分に楽しむには「寒さ・人混み・撮影」の3つの課題に対応することがカギです。しっかりと準備して、快適な冬の夜を過ごしましょう。
冬のイルミネーションは、ただ見て楽しむだけではなく、日常を離れて心が温まるような時間を演出してくれます。光に包まれた空間で過ごすひとときは、誰と行っても特別な思い出として心に残るはず。
本記事で紹介したように、さまざまな魅力を持つイルミネーションスポットが全国に点在しています。カップルでのデート、家族とのお出かけ、友人との夜のお散歩—— シーンに合わせて、ぜひ自分たちらしい楽しみ方を見つけてください。
気になるスポットがあれば、開催期間やアクセス方法を事前にチェックして、早めにお出かけの予定を立ててみましょう。光とともに過ごす冬の一夜が、きっと特別な思い出になるはずです。
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タビックスナビ編集部
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