鮮やかな色彩や大きく開く円形が美しい日本の花火。多くの人を魅了する花火ですが、「花火大会=夏」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
実は、秋にも全国各地で花火大会が数多く開催されているんです。秋の澄んだ空気の中で打ち上げられる花火は格別!夏とは一味違う鮮明さや絶景を楽しむことができます。
そこで今回は、秋開催のおすすめ花火大会を厳選してご紹介!一流の花火師たちによる競技大会や、音楽とシンクロした花火、大迫力のスターマインなど、見どころが盛りだくさん!
今回ご紹介する秋開催の花火を観賞する添乗員同行ツアーも販売中!是非チェックしてみてください。
■ 秋開催!おすすめの花火大会8選
└1. 大曲の花火-秋の章-(秋田県)
└2. 酒田の花火(山形県)
└3. 土浦全国花火競技大会(茨城県)
└4. 大洗海上花火大会(茨城県)
└5. 豊橋 炎の祭典(静岡県)
└6. なにわ淀川花火大会(大阪府)
└7. ハウステンボス 九州一大花火まつり(長崎県)
└8. やつしろ全国花火競技大会(熊本県)
■ まとめ
秋田の夏の風物詩「全国花火競技大会」で有名な「大曲の花火」ですが、10月にも「大曲の花火-秋の章-」として花火を打ち上げ!夏の競技大会とは異なり、“魅せる演出”が中心となったプログラムで、毎年変わるテーマに沿った劇場型花火を楽しむことができます。
打ち上げ数は約8,000発で、芸術花火や若手花火師による演出のほか、フィナーレを飾る迫力満点の10号玉100連発も見どころの一つ。また、夏に比べて混雑度が控えめなので、比較的ゆったりと花火を観賞できるのも特徴です。
そして、秋は空気が澄んでいるため花火がよりクリアに映え、色鮮やかで美しい花火を心ゆくまで堪能することができます。
山形県酒田市の最上川河川敷で開催される「酒田の花火」は、県内でも高い人気を誇る花火大会。1929年に酒田港が第二種重要港湾に指定されたことを記念して始まった、歴史あるイベントです。
全国の有名煙火店によるコラボレーション花火や、最上川の広大な打ち上げ幅を活かした展開幅約2kmにもなる空中ナイアガラ、二尺玉3発同時打ち上げなど、迫力たっぷりの花火が酒田の秋の夜空を彩ります。
ほかにも、酒田市合併20周年の記念特別花火や地元高校生の企画による市内小学生のデザイン花火お披露目などもあり、約60分間でおよそ10,000発もの花火を楽しむことができます。
※ 例年8月に実施されていましたが、大雨や酷暑の影響で、2025年と2026年は9月第2土曜日に開催されます(2027年以降は今後検討予定)
日本三大花火大会の一つ「土浦全国花火競技大会」は、関東地方でも特に高い人気を誇る花火大会。毎年11月の第1土曜日に、茨城県土浦市の桜川畔で開催されています。
土浦の競技大会は「スターマインの部」「10号玉の部」「創造花火の部」の3部門に分かれており、全国から集まった一流の花火師たちがそれぞれの部門賞を目指して競います。なかでも、3部門の優勝者中1人だけに授与される内閣総理大臣賞があるのは「大曲の花火」と「土浦全国花火競技大会」だけです。
そして、競技種目以外の余興花火も充実!レクチャー花火や広告櫓仕掛花火、ワイドスターマインなど、競技花火と合わせて約20,000発の花火が夜空を彩ります。“スターマイン日本一を決める大会”の名にふさわしい、数々のダイナミックな花火を楽しめること間違いなしです。
茨城県の大洗サンビーチで開催される「大洗海上花火大会」。内閣総理大臣賞を最多受賞している日本一の花火師「野村花火工業」によるスケール感たっぷりの演出が見どころで、過去最多・約18,000発の花火が夜空と海面を彩ります。芸術的な美しさを誇る五重芯の花火にも注目です。
大洗町誕生70周年を記念して、航空自衛隊のブルーインパルスによる展示飛行も実施予定!華麗でダイナミックなアクロバット飛行と夜の花火、1日に2度空を見上げて楽しむことができます。
ほかにも、千櫓祭として会場に櫓が立ち並び、有名コスプレイヤーによるパフォーマンスも披露されます。キッチンカーなどのグルメや子ども向けのアトラクションエリアもあり、子どもから大人まで一日を通して満喫することができます。
「豊橋 炎の祭典」は、愛知県の東三河地域に古くから伝わる“手筒花火”を中心とした花火イベント。毎年11月上旬に開催されており、手筒花火以外にも、大筒や火車、仕掛け花火、打上花火との共演など、多彩な演出を楽しむことができます。
手筒花火16本の一斉放揚は迫力たっぷり!夜空に勢いよく吹き出す豪快な火柱と降り注ぐ火の粉は、まさに圧巻の一言です。そしてフィナーレでは、炎の祭典で初披露となる火薬量5斤(約4kg)の手筒花火も放揚予定で、見逃せません。
開演前には、手筒花火の揚げ手との写真撮影ができるほか、豊橋グルメなどの出店もあり、たっぷりとイベントを楽しむことができます。
※ 観覧は全席有料の指定席です
大阪でも特に高い人気を誇る「なにわ淀川花火大会」。例年8月に開催されていますが、2025年は大阪・関西万博の関係で10月18日に実施されます。
地元ボランティアスタッフなどによる手作りの花火大会で、梅田の高層ビル群を背景に打ち上がる花火は都会ならではの絶景。色鮮やかな花火が大都市の夜空を彩る光景は圧巻です。
2025年度の大会テーマは『笑ろて、光って、なにわの空に描く未来図!』で、5つのシーンで構成されています。内閣総理大臣賞の受賞歴がある花火師による芸術花火で幕を開けると、AdoやMrs. GREEN APPLEといった有名アーティストの音楽とシンクロした花火が次々と登場。水中花火を含むフィナーレも迫力満点で見逃せません。
※ 高速道路工事の影響で、梅田会場側河川敷(中津駅近辺〜野田駅近辺)での観覧は禁止となっています
「九州一 大花火まつり」では、西日本最大級となる約22,000発の花火がハウステンボスの夜空を鮮やかに染め上げます。
国内の有名花火師30社による一尺玉競演会のほか、オランダやポルトガルの花火師とのコラボレーション花火も登場!クライマックスでは、20分間で10,000発もの音楽花火が打ち上げられ、圧倒的なスケールで観客を魅了します。
また、フィナーレを飾る5分間5,000発の大スターマインにも注目!ハウステンボスの異国情緒な街並みとともに、非日常あふれる雰囲気を満喫することができます。
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熊本県八代市の球磨川河川緑地で毎年秋に開催される「やつしろ全国花火競技大会」。九州唯一の競技花火大会で、全国から集まった約30の花火業者が「スターマインの部」「10号玉の部」「5号玉の部」の3部門で技を競い合います。
競技花火に加えて、余興花火やミュージック花火などが充実!オープニングではスペシャルドローンショーが実施されるほか、新市誕生20周年を記念したスペシャルスターマインも打ち上げ予定です。約2時間の間に14,000発の花火を観賞することができます。
日本各地で開催される秋の花火大会をご紹介してきました。秋ならではの美しくダイナミックな花火は一生の思い出に残ること間違いなし。花火と合わせて、周辺観光や紅葉狩りを楽しんだり、旬の絶品グルメを満喫したりするのもオススメです。
「まだまだ秋も花火を楽しみたい!」という方や「夏の花火大会に行き損ねた…」なんて方も、是非一度秋の花火を観賞しに出かけてみてはいかがでしょうか。
タビックスナビ編集部
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