日本の夏といえば「花火」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?特に、7~8月にかけて全国各地で花火大会が開催され、“夏の風物詩”といっても過言ではありません。夜空を彩る様々な種類の花火はもちろん、周辺の屋台でグルメを楽しんだり、浴衣を着てみたりと、楽しみ方は盛りだくさん!
そこで今回は、日本全国のおすすめ花火大会をエリア別にご紹介します。夏の花火大会はもちろん、秋・冬に開催の花火大会もピックアップ!ぜひチェックしてみてくださいね。
秋田県・大仙市で夏に開催される「全国花火競技大会」は、日本三大花火大会の一つ。諏訪神社祭典の余興花火として1910年に開催されて以降、100年以上もの歴史を誇る伝統的な花火大会です。今年(2022年)で、94回目の開催となります。
全国の中から選ばれた一流の花火師たちが、日本一を目指して競い合います。大会は、色鮮やかな色煙が空に描かれる「昼の部」と、迫力溢れる10号玉や創造花火を鑑賞できる「夜の部」に分かれています。昼花火の競技は、今や全国でも大曲だけ!
内閣総理大臣賞のほか、経済産業大臣賞や中小企業庁長官賞といった多数の賞があり、花火師たちの目標となる権威ある大会です。
ちなみに大曲の花火は、夏以外の、春・秋・冬にも開催されています!四季ごとにそれぞれ違った魅力の花火を鑑賞することができ、何度も足を運びたくなること間違いなしです。
全国花火競技大会「大曲の花火」
■ 開催日程:2023年8月26日(土)
■ 打上スケジュール:【昼花火】17:10~【夜花火】18:50~
■ 打上数:約18,000発
■ 開催場所:秋田県大仙市 雄物川河川敷
■ アクセス:JR「大曲駅」より徒歩約25分
■ 公式HP:https://www.oomagari-hanabi.com/
三陸から“元気”と“笑顔”を届けたいという想いから「みんなで夢を打ち上げよう。」をコンセプトにスタートした「三陸花火」。
今年の4月に開催された「三陸花火大会2022」では、“花火+(プラス)1コンテンツ”をテーマに、音楽とシンクロさせたミュージックスターマインなど、エンターテイメント性の高い花火が打ち上げられたのに加え、今年の秋には“花火競技大会”として「三陸花火競技大会2023」が秋に開催!
花火のエンターテイメントショーはもちろん、日本全国から集結した花火師たちによる打上花火も披露予定です。
三陸花火競技大会2023
■ 開催日程:2023年10月8日(日) 18:00 〜 19:30(予定)
■ 打上数:約10,000発
■ 開催場所:高田松原運動公園
■ アクセス:JR「盛岡駅」「仙台駅」「一ノ関駅」「気仙沼駅」より、日帰りライナーバスを利用(三陸花火競技大会の観覧チケットを購入した人のみ利用可能)
■ 公式HP:http://sanrikuhanabi.com/
県外からも多くの人が訪れ、山形県内でも高い人気を誇る「酒田花火ショー」。1929年に酒田港が第2種重要港湾に指定されたことを記念して花火が打ち上げられたのが始まりになります。10発以上の2尺玉も含まれ、ダイナミックで美しい花火が酒田の夜空を彩ります。展開幅約2kmにもなるスターマインやナイアガラ等にも大注目です。
4年ぶりの開催となる今年は、これまでの花火ショーの演出プログラムから、酒田市で初開催、全国唯一となる二尺玉花火競技大会に転換して開催します。大迫力の二尺玉花火の競技大会です。!
酒田花火ショー
■ 開催日程:2023年8月5日(土)
■ 打上スケジュール:19:30~21:00(予定) ※荒天時は6日に順延
■ 打上数:約12,000発
■ 開催場所:最上川右岸河川敷 特設会場
■ アクセス:【電車】JR「酒田駅」から臨時直行シャトルバスで約10分、【車】日本海東北自動車道「酒田IC」から車で約10分
■ 公式HP:https://sakata-hanabi.com/
夏の開催ではありませんが、関東地方の人気花火大会としてオススメしたいのが、茨城県・土浦市で開催される「土浦全国花火競技大会」。毎年11月の第1土曜日に実施されており、「日本三大花火大会」の一つでもあります。
「スターマインの部」「10号玉の部」「創造花火の部」の3部門に分かれており、一流の花火師たちがそれぞれの賞を目指して競い合います。3部門の優勝者中1人に授与される『内閣総理大臣賞』は、全国の花火大会の中でも「大曲の花火」と「土浦全国花火競技大会」だけです。
2.5号玉から10号玉まで様々な種類・大きさの花火はもちろん、“スターマイン日本一を決める大会”の名に相応しい、土浦ならではのスペシャルスターマインを見て楽しむことができます。
土浦全国花火競技大会
■ 開催日程:2023年11月4日(土)
■ 打上スケジュール:17:30~20:00(予定)
■ 打上数:約20,000発
■ 開催場所:茨城県土浦市桜川畔(学園大橋付近)
■ アクセス:JR「土浦駅」より徒歩約30分、シャトルバス利用の場合は約10分
■ 公式HP:https://www.tsuchiura-hanabi.jp/
「秩父夜祭」は、毎年12月1日から6日まで実施される秩父神社の例祭で、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。豪華絢爛な装飾が施された笠鉾や屋台が、太鼓などのリズムと共に街を練り歩いていきます。
12月2日の宵宮、12月3日の大祭にそれぞれ花火が打ち上げられ、例年だと大祭の日にはスターマインなど約7,000発の花火が秩父の夜空を彩ります。
秩父夜祭
■ 開催日程:【宵宮】例年12月2日【大祭】例年12月3日
■ 打上スケジュール:【宵宮】19:00~20:00【大祭】19:30~22:00(例年※花火の時間になります)
■ 打上数:【宵宮】約3,000発【大祭】約7,000発(例年)
■ 打上場所:羊山公園
■ アクセス(最寄り駅):西武鉄道「西武秩父駅」
長岡市の信濃川で大輪の花火が打ち上げられる「長岡まつり大花火大会」。戦災からの復興を願って始まった『長岡まつり』の開催2・3日目に花火が打ち上げられ、大曲の花火・土浦の花火と並んで「日本三大花火大会」の一つです。例年、2日間で約100万人以上が訪れ、新潟県を代表する人気の花火大会となっています。
開花幅が約2kmにもなる超ワイドスターマイン「復興祈願花火フェニックス」や、直径650mにもなる名物花火「正三尺玉」など、見どころたっぷり!ほかにも、約1秒間隔で10号玉花火が打ち上げられる「米百俵花火・尺玉100連発」や数々のスターマインなど、信濃川を舞台に多種多様の花火を見ることができます。
視界に収まりきらない大迫力の花火には圧倒されること間違いなし!一度は必ず行ってみたい大人気の花火大会です。
長岡まつり大花火大会
■ 開催日程:2023年8月2日(水)、8月3日(木)
■ 打上スケジュール:19:20~21:10
■ 打上数:約20,000発(2日間の合計)
■ 開催場所:長岡市信濃川河川敷
■ アクセス:JR「長岡駅」から徒歩約30分
■ 公式HP:https://nagaokamatsuri.com/
片貝まつり(浅原神社秋季例大祭)が開催される小千谷市片貝町は「三尺玉発祥の地」と言われています。なかでも、目玉の花火として大注目なのが「四尺玉」。世界一大きい四尺玉と言われており、開花時の直径はなんと約800m!夜空いっぱいに広がる打上花火の姿は圧巻です。
また、打ち上げ場所の後ろには屏風状の山が位置していることから、花火の反響音が凄いのも特徴です。
片貝まつり奉納大煙火
■ 開催日程:2023年9月9日(土)、9月10日(日)
■ 打上スケジュール:19:30~22:20
■ 打上数:約15,000発(2日間の合計)
■ 開催場所:浅原神社裏手
■ アクセス:【電車】JR「小千谷駅」よりバスで約20分、JR「長岡駅」よりバスで約30分【車】関越自動車道「小千谷IC」より臨時駐車場に駐車後、有料シャトルバスにて約20分
■ 公式HP(片貝町煙火協会サイト):http://katakaimachi-enkakyokai.info/index.html
長岡まつり大花火大会・片貝まつりと並び、「越後三大花火大会」の一つ(川の長岡・山の片貝・海の柏崎と言われています)日本海を舞台に開催され、広範囲な打ち上げ場所を活かした海ならではの花火を目にすることができます。
日本海の夕日をバックに、スターマインで花火大会がスタート!海面が鮮やかに彩られる「海中空スターマイン」や600mの堤防を利用した「ワイドスターマイン」のほか、「三尺玉特大花火」、約6分間の「尺玉300連発」「尺玉100発の一斉打ち上げ」など、ぎおん柏崎まつりならではの花火を鑑賞することができます。
ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会
■ 開催日程:2023年7月26日(水)
■ 打上スケジュール:19:30~21:10(予定)
■ 打上数:約15,000発
■ 開催場所:柏崎市中央海岸・みなとまち海浜公園周辺
■ アクセス:【電車】JR「柏崎駅」から徒歩約20分【車】北陸自動車道「柏崎IC」より車で約15分、北陸自動車道「米山IC」より車で約20分
■ 公式HP:https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/kashiwazakihanabi/index.html
2023年に4年ぶりに開催される「ふくろい遠州の花火」では、全国から選抜された花火名人が再集結。“テーマ・独創性/技術的完成度/芸術性/安全性”の観点から競い合います。
ふくろい遠州の花火
■ 開催日程:2023年7月29日(土)
■ 打上スケジュール:19:30~21:00(予定)
■ 打上数:非公表(参考:約25,000発(2019年))
■ 開催場所:伊東海岸一帯
■ アクセス:JR「伊東駅」から徒歩5分
伊東市最大のイベント「按針祭」のフィナーレを飾るのが「按針祭 海の花火大会」。1時間の間に約10,000発もの花火が、海上の5カ所から次々と打ち上げられます!水中スターマインや空中ナイアガラ、最大15号玉、早打ちなどを披露!伊豆では最大級の花火大会です。
按針祭 海の花火大会
■ 開催日程:2023年8月10日(木)
■ 打上スケジュール:20:00~21:00(予定)
■ 打上数:約10,000発
■ 開催場所:伊東海岸一帯
■ アクセス:JR「伊東駅」から徒歩5分
“大阪の夏の風物詩”なにわ淀川花火大会は、淀川の河川敷で毎年8月に開催される大人気の花火イベント。地元ボランティアスタッフなどによる「手作りの花火大会」です。
今年の大会テーマは『~HOPE~みんなの想いを”キボウ”の花火に乗せて!!』。
プログラムとしては、「ウィリアム・テル序曲」の楽曲に合わせたオープニングをはじめ、DREAMS COME TRUEの「その先へ」や安室奈美恵の「Hope」といった人気アーティストも曲を使用した花火を打ち上げ予定。約1時間の間に、数々の花火で感動させてくれること間違いなしです(プログラム詳細は、公式HPから確認できます)
※梅田側の河川敷は立入禁止区域となるため、十三エリアでの観覧となります。
なにわ淀川花火大会
■ 開催日程:2023年8月5日(土)
■ 打上スケジュール:19:30~20:30(予定) ※雨天決行・荒天時は中止
■ 打上数:非公開
■ 開催場所:淀川河川敷
■ アクセス(最寄り駅):阪急電鉄「十三駅」「南方駅」、JR神戸線「塚本駅」、JR東西線「御幣島駅」、大阪メトロ御堂筋線「西中島南方駅」、阪神電鉄「姫島駅」
■ 公式HP:https://www.yodohanabi.com/
本州と九州を隔てる関門海峡の両岸(山口県・下関と福岡県・北九州)から花火が打ち上げられ、打上数は合わせて約15,000発にもなります。海峡を隔て、県境を越えて開催される花火大会としては日本唯一です。
下関会場では、最大直径450mの一尺半玉や水中花火、フェニックスなどが見る人を魅了します。また、煌びやかな夜景や関門橋と花火のコラボレーションも必見です!
関門海峡花火大会
■ 開催日程:2023年8月13日(日)
■ 打上スケジュール:19:50~20:40(予定)
■ 打上数:約15,000発
■ 開催場所:関門海峡両岸
■ アクセス:【下関側】JR「下関駅」から徒歩約15分【門司港側】JR「門司港駅」から徒歩約5分
■ 公式HP:【下関】http://shimonoseki21c.jp/hanabi.html【門司港】https://kanmon-hanabi.love/
秋の熊本で開催される、西日本唯一の全国花火競技大会。全国から集結した有名花火師による打上花火を楽しむことができます。
5号玉・10号玉・スターマインの3部門で競い合う「競技花火の部」と、ミュージック花火や特大スターマインといった「余興花火」など、約14,000発が打上予定です。
やつしろ全国花火競技大会
■ 開催日程:2023年10月21日(土) ※雨天の場合は、11月11日(土)に延期
■ 打上スケジュール:18:00~20:15(予定)
■ 打上数:約14,000発
■ 開催場所:球磨川河川緑地
■ アクセス:JR鹿児島本線「八代駅」から徒歩約10分
■ 公式HP:https://www.kinasse-yatsushiro.jp/hanabi/
「かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」は、錦江湾(鹿児島湾)で8月に実施される九州最大級の花火大会。
桜島をバックに「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」を記念した創作花火や1尺玉100連発、特別スターマインや恒例の二尺玉同時打上げなど、約15,000発もの花火が鹿児島の夏の夜空を彩ります!
かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会
■ 開催日程:2023年8月19日(土)
■ 打上スケジュール:19:20~20:40
■ 打上数:約15,000発
■ 開催場所:鹿児島港本港区
■ アクセス:JR「鹿児島駅」から徒歩約15分
■ 公式HP:https://hanabi.kankou-kagoshima.jp/
日本全国おすすめの花火大会をご紹介してきましたが、いかがでしたか?現在旅っくすでは、夏開催の花火大会ツアーを販売中!下記特集ページも是非チェックしてみてくださいね。
タビックスナビ編集部