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京都の紅葉といえば、清水寺・嵐山・東福寺といった有名スポットが思い浮かびますが、紅葉シーズンの京都はどこへ行っても大混雑。せっかくの美しい紅葉も、人混みに疲れてゆっくり楽しめなかったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そんな喧騒から少し離れて静かに秋の美しさを味わえる、京都の紅葉穴場スポットを10か所厳選してご紹介します。
京都市中心部から少し離れた寺社をはじめ、広大な園内で紅葉を楽しめる植物園、皇室ゆかりの場所など、個性豊かなスポットが点在しています。
混雑を避けながら、京都ならではの奥深い紅葉風景に出会う秋の旅へ出かけてみませんか?紅葉の見頃やアクセスもあわせて紹介しているので、ぜひ秋の京都旅行の参考にしてみてください。
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目次
■ 人混みを避けて楽しむ!京都の紅葉穴場スポット10選
└ 1. 光明寺(長岡京市)
└ 2. 善峯寺(京都市西京区)
└ 3. 大原野神社(京都市西京区)
└ 4. 大河内山荘庭園(京都市右京区)
└ 5. 京都仙洞御所(京都市上京区)
└ 6. 梅小路公園 朱雀の庭(京都市下京区)
└ 7. 京都府立植物園(京都市左京区)
└ 8. 赤山禅院(京都市左京区)
└ 9. 将軍塚青龍殿(京都市山科区)
└ 10. 毘沙門堂(京都市山科区)

■ 紅色に染まる、もみじ参道の絶景
西山浄土宗の総本山「光明寺」は、法然上人が初めてお念仏の教えを説いた“念仏発祥の地”として知られる古刹。総門から入って左に続く参道の両側には樹齢150年を超えるカエデが数百本連なり、晩秋には鮮やかに染まった枝葉が頭上を覆う“紅葉のトンネル”を作り出します。
石畳を埋め尽くすほどの落ち葉も見事で、境内一帯が赤や橙に染まる光景は圧巻の一言です。京都市中心部から少し離れた長岡京市に位置するため、 清水寺や嵐山に比べると混雑がやや控えめ。秋の澄んだ空気のなかでじっくりと紅葉を味わいたい方に、特にぴったりのスポットです。
11月14日(土)~12月6日(日)の紅葉シーズン中、「信楽庭」など通常非公開のエリアも特別公開され、普段とは違った魅力の境内を楽しめます。さらに、紅葉期間限定の御朱印や透明の「みまもり」も人気で、参拝記念に購入するのもおすすめです。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬~11月下旬

■ 京都盆地を一望する山に広がる、天空の紅葉
西国三十三所第二十番札所でも知られる「善峯寺」。京都西山エリアの標高約300mに広がる、約3万坪の大寺院です。回遊式庭園の風景が広がる境内には、国の天然記念物「遊龍の松」をはじめ歴史ある堂宇が点在しています。
11月中旬から下旬にかけて、赤や黄色に色づいた木々と山の景色が重なり、絶景を望む高台からの眺めも魅力です。山の上に位置するため、市内中心部の紅葉スポットとは異なる静かな秋旅を楽しみやすいのもポイント。
境内から見下ろす京都市街や東山連峰と紅葉が織りなす大パノラマは、京都屈指の美しさを誇ります。また、広大な敷地内は高低差があるため、様々な角度で紅葉を楽しめます。
紅葉シーズンには早朝開門が行われ、紅葉と日の出を同時に楽しめる貴重な体験も。秋は空気が澄んでいるため遠景まで見渡しやすく、ダイナミックな絶景が望めます。なお、バス停から徒歩で約45分ほどかかるため、タクシー利用がおすすめです。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬~12月上旬

■ 静かな参道で楽しむ、秋色の紅葉と古社の風情
紫式部の氏神としても知られる「大原野神社」。奈良の春日大社を勧請して創建された古社で、朱塗りの社殿と狛鹿が特徴です。春日神の使いが鹿であることから、狛犬ではなく“狛鹿”が神前を守護しています。約8万3,000平方メートルの広い神域を持ち、境内には春日造の本殿や、奈良の猿沢池を模したとされる「鯉沢の池」があります。
参道や鯉沢の池の周辺には多くのモミジが植えられ、赤く染まった木々が水面に映り込む風景はまるで絵画のよう。一番の見どころは約200mつづく参道で、紅葉のトンネルのような絶景が広がります。また、赤く染まった木々の間から朱塗りの社殿が見える光景も印象的です。
同じ西山エリアには善峯寺や光明寺、勝持寺、正法寺、長岡天満宮など数多くの紅葉名所が点在しており、紅葉巡りに組み込みやすい立地も嬉しいポイントです。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬~11月下旬

■ 竹林の奥に広がる、借景の紅葉美
嵐山・竹林の小径を抜けた先にある「大河内山荘庭園」は、昭和の俳優・大河内傳次郎がおよそ30年の歳月をかけて築いた回遊式庭園です。小倉山の斜面を生かした庭園には松や楓などが数多く植えられ、高台の「月香亭」からは嵐山・保津峡・比叡山までも一望できる“借景”の美しさが際立ちます。
竹林の小径を目当てに訪れる観光客は多いものの、有料の庭園までは足を延ばさない人も多く、園内は比較的落ち着いた雰囲気。傾斜地ゆえに紅葉が長く楽しめるのも魅力で、天龍寺や竹林を巡った後にゆっくり立ち寄るのがおすすめです。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬〜11月下旬

■ 御所の庭園を彩る、日本ならではの絶景
京都御苑の一角にある「京都仙洞御所」は、江戸時代に上皇のお住まいとして造営されました。江戸後期の火災で主要な建物が焼失しましたが、現在は宮内庁管理の元、職員の案内による参観で美しい庭園内を見学できます。
当初は仙洞御所と大宮御所でそれぞれ分かれていたそうですが、時代の流れとともにつながり、今ではひとつの広大な庭園となっています。北池と南池を結ぶ「紅葉橋」周辺が特に美しく、秋には水面に映り込む紅葉が幻想的な景観を作り出します。
参観には事前予約または当日先着枠での申込みが必要(18歳未満は参観不可)という手間はあるものの、自由に出入りできる一般的な観光スポットとは異なり参観人数が管理されているため、混雑を避けて落ち着いて庭園を楽しみたい人に向いています。なお、受付時に本人確認書類の呈示が必要です。
京都市内とは思えないほど静かに紅葉を堪能できるスポットなので、リフレッシュを兼ねて秋の御所散策と一緒に訪れてみるのもおすすめです。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬~12月上旬

■ 水鏡に映る逆さ紅葉を眺める、贅沢なひととき
京都市中心部に位置し、京都駅からも徒歩圏内という好立地にある「梅小路公園」。公園内にある池泉回遊式庭園「朱雀の庭」は平安建都1,200年を記念して作られ、池を囲むように設けられた散策路を歩くことできます。
秋には約150本のモミジが庭園を彩り、黒御影石にわずか1cmの水を張った池「水鏡」に紅葉が映り込む“逆さ紅葉”は必見の美しさ。市街地にありながらも園内に入ると落ち着いた空気に包まれ、京都の中心部で自然を感じることができます。
周辺には京都水族館や京都鉄道博物館などがあるため、観光に組み合わせやすいのも嬉しいポイント。また、例年11月下旬から12月初旬にかけて開催される「梅小路公園紅葉まつり」では夜間ライトアップも行われ、日中とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬~12月上旬

■ 多彩な樹木が織りなす、朱色に染まる秋の絶景
1924年開園、日本最古の公立総合植物園である「京都府立植物園」。約24万平方メートルの広大な敷地にイロハモミジやフウ、イチョウなど約1,000本もの木々が植えられており、1か月近くにわたって紅葉を楽しむことができます。
園内には世界各地のカエデ類やメタセコイア、ニシキギ、ランシンボクなどがあり、それぞれ色づく時期や色合いが異なるのが最大の魅力。特に「なからぎの森」周辺の樹齢約100年のフウの大木や、水辺と紅葉が調和した風景は圧巻で、混雑を気にせずゆっくり歩きながら紅葉を満喫できるのも特徴です。
地下鉄の駅から徒歩すぐで、立地も抜群。広い園内をのんびり散策しながら、多様な樹種の紅葉を見比べるという秋ならではの楽しみ方ができます。
紅葉シーズンには期間限定でイルミネーションも実施され、各エリアごとに変化する光・音・香り、プロジェクションマッピングと、五感で楽しめる演出が満載です。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬~12月上旬

■ 神猿が見守る、洛北の紅葉名所
比叡山の西麓に位置し、比叡山延暦寺の塔頭のひとつである「赤山禅院」。888年、第三世天台座主円仁の遺命によって創建された歴史ある寺院です。京都御所から見て北東の表鬼門にあたる場所にあるため、拝殿の屋根には魔除けの「神猿」が鎮座して護ってくれています。
別名“もみじ寺”と呼ばれるほど境内の紅葉が美しく色づき、参道ではモミジやイチョウが紅葉のトンネルを作り出します。洛北エリアの隠れた紅葉名所として密かに人気を集めており、清水寺や永観堂といった定番スポットとは異なる落ち着いた雰囲気が漂います。
近くの曼殊院や圓光寺など、洛北の紅葉スポットとあわせて巡るのにも便利な立地です。地蔵堂や弁財天周辺の紅葉も見どころで、場所によって異なる色彩を眺めながら境内を散策できます。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬~11月下旬

■ 天空の大舞台から望む、京都と紅葉の大パノラマ
比叡山延暦寺の三門跡のひとつ「青蓮院門跡」の飛地境内である「将軍塚青龍殿」。標高約200mの東山山頂に位置し、180度大パノラマで京都盆地を見渡すことができます。
敷地内には回遊式庭園が整備されており、清水寺の舞台の約4.6倍もの広さを誇る大舞台からの景色は必見です。春は桜、秋は紅葉と四季折々の表情を楽しむことができます。
境内には約220本のモミジが植えられており、秋には庭園全体が鮮やかに染まります。山頂ならではの圧倒的なスケールと開放感が魅力で、将軍塚や枯山水庭園と紅葉が織りなす趣ある秋化粧に魅了されます。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬~11月下旬

■ 石段を染める、深紅の散紅葉が美しい古刹
京都市内の東側・山科区に位置する「毘沙門堂」は、皇室ともゆかりの深い門跡寺院。ご本尊は毘沙門天で、古くから“毘沙門さん”の愛称でも親しまれています。
趣ある日本建築と風情を今に伝える本殿や唐門など、貴重な歴史的建物や文化財を観覧できるのが見どころ。知る人ぞ知る桜や紅葉の名所としても、密かに人気を集めています。
特筆すべきは、紅葉シーズン終盤の散紅葉。勅使門へと続く参道の石段を埋め尽くすほどの深い紅色に染まる敷きもみじは“深紅の絨毯”とも称され、息をのむほどの美しさです。
回遊式庭園「晩翠園」では、モミジとドウダンツツジが織りなす見応えのある景色が広がります。山科という立地の関係で定番スポットほどの混雑はなく、朝の早い時間帯に足を運べば紅葉を独り占めできることも。将軍塚青龍殿とあわせて、山科エリアの紅葉巡りに組み込むのもおすすめです。
◆ 紅葉の見頃 (例年):11月中旬~12月上旬
今回ご紹介したように、定番スポットとは異なる魅力を持つ紅葉スポットが京都にはたくさんあります。
古刹に広がる紅葉のトンネル、静かな参道を染める散りもみじ、庭園の池に映り込む逆さ紅葉など。紅葉の時期は場所によって異なり、11月中旬から12月上旬にかけて見頃を迎えるスポットが多いのが特徴です。
少し早めに訪れて色づき始めの鮮やかな木々を楽しむのもよし、見頃の終盤に散りもみじを目当てに訪れるのもよし。時期をずらすことで、混雑を避けながら様々な美しい景色に出会えます。
人気の観光地から少し離れるだけで、静かな参道を歩きながら風に揺れる紅葉を眺めるという京都本来の秋の風情を味わえます。今年の秋は少しだけ足を延ばして、落ち着いて楽しめる京都の紅葉を探してみてはいかがでしょうか。
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